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日本はサッカー後進国⁉欧州との育成環境の違い

今回は趣味のサッカーについての記事です。

一見ただの趣味の記事と思われますが、なぜこの記事を書くのかというと、今の日本に足りないものを感じたからです。

 

 

先日のアジアカップ決勝でカタールを相手に1-3で敗北し再びアジアの頂点に立つことができませんでした。

初のアジア王者となったカタールは2004年からスペイン人指導者を招き、長い時間をかけて育成年代から選手を指導し、今大会でアジア王者になり2022年の自国開催となるワールドカップに向けて快進撃を続けています。

そんなカタールと日本の試合を見て、育成からの指導による差から感じたので記事にしてみようと思いました。

 

 

はじめに解説すると世界との違いは日本には独自の指導概念があり、頑固な国民性から海外の指導法には耳を傾けず、長年にわたってその指導を続けてきたからです。

 

日本には「武道」といった運動文化が長年親しまれていたが、近年では様々の国のスポーツ文化などが日本国内に浸透していき、そのうちの一つがサッカーです。

あたりまえですが、サッカーは武道と違いチームで行うスポーツであり選手間のコミュニケーションが重要となります。個人の身体鍛錬のために行われていた武道とは真逆の存在であることは明らかです。

また、日本には師弟関係の文化が現代でも根強く残っており、「師匠」と「弟子」の関係はときに体罰などにも発展するなど今では大きな問題になっていますが、昔は当たり前のように行われていました。

 

海外では子供は「宝」として扱われていて、その子供に手を上げることは言語道断。虐待罪として処罰される国があるほど大切に育てられていました。

 

またコミュニケーション方法にも違いがあり、日本では先ほども述べたように厳格な師弟関係があり明らかな立場の違いが存在しています。たしかに昔のスポーツ漫画でも監督や指導者は強面で無口なイメージがありますね。

一方で海外では指導者と選手の立場の違いはありますが、選手と笑顔でコミュニケーションをとり、選手が得点をすると一緒に喜びを分かち合い、ハグやハイタッチをするなど体を使ったコミュニケーションをとることが多いです。

これは言語の違いや国民性なども関係していますが、いかに選手との距離感を近づけるかが重要なのでしょう。

 

これらの海外との差、日本人の国民性などが選手の育成に影響していると言えるでしょう。

 

2.日本の育成環境、指導法の現状

これまでの日本のトレーニングは基本的なものばかり。

ウォーミングアップでのショートパスやロングパス練習を長い時間行い、実践的な練習は短時間になってしまっているのが現状です。

このようなパターン化された練習のみを繰り返し、基本的な技術を身につけたところでサッカーのテクニックは身につくが、サッカーはうまくはなりません。

サッカーは相手をフェイントでかわす、正確なロングフィードができる、これらが完璧にできたとしても試合には勝つことができません。これは日本と世界との指導法の決定的な差であり、日本は「個人の技術の上昇が勝利につながる」と考えており、国際大会の結果からみてもW杯ベスト16止まりで目標であるベスト4、そして優勝までは程遠く、スコアではわかりにくいが圧倒的な差を感じます。

 

この個々のスキルアップを目的とした練習を子供の時からしていてはあのベルギーの高速カウンターのような状況に応じた戦術を選手が自ら考え、選手同士で意思疎通することは不可能になってしまいます。

 

また育成の環境はまだまだ世界基準には至りません。

環境と言っても設備や施設は充実しているクラブが多くなっていますが、子供のサッカーに対する費用は海外と比べると比較的に高くなっています。費用は年代が上がるにつれて高くなり、入会費、年会費、月謝などがあり仮に小学生から高校生までサッカーを続けた場合、相場の最小値で計算したとしても約40万かかり、さらにユニホームや練習着、スパイクなどの道具の費用もかさむと相当なものになります。兄弟も選手であるならば2,3倍にも膨れ上がります。

 

これらのような現状が今の日本であり、世界で勝ち上がれない理由でもあるんです。

 

 

3. 世界レベルの育成とは

まず環境面です。

世界基準のクラブチームには充実した施設が整っており、それはグラウンドの数も膨大でトップチーム専用とアカデミー・ユース専用のグラウンドが別に存在し、すべて天然芝という充実ぶり。そのほかにもバスケットコートやバレーボールコートなどの娯楽施設も敷地内にあるなど最高の環境が整っています。

 

このような充実した施設が整っているのかというと、スポンサー企業から膨大な資金をもらっていて、その資金をこのような設備に使っているから可能になっています。日本のクラブチームはスポンサーからの資金を主に選手の補強やスタジアムの改修に使っていて、ユース世代の育成にはほとんど使っていないのが現状です。

 

しかし日本と海外のスポンサーが出資する額は大きく異なり、数倍から何十倍もの差があります。ではなぜ海外の企業はここまでクラブチームに出資するのでしょうか。

それは欧州では企業の社会貢献度に応じて免税されることがあり、企業は税金として国に納めるよりもクラブチームに出資することを選択する企業が多いです。世界的ビッククラブのスポンサーとなればそれだけで宣伝効果があるので、どうせ税金として納めるのであるならば、広告費用として使ってしまおうといった考え方が多いです。

 

次に指導面です。

先ほど述べたように日本では基本的なトレーニングを行うのが主流とされていましたが、世界のトップレベルでは全く異なります。

基本的な練習はほとんどせず実践的なトレーニングに多くの時間を使っており、その実践の中で各テーマ(シュート、パス、クロスなど)を組みこんで行っています。日本ではシュート練習ではDFを付けずGKとの1対1、パス練習でもDFを付けずに対面でただロングボールをけるだけなど正直個々のスキルは成長するかもしれないが、チームとしてサッカーがうまくなるとは思えません。

海外のアカデミーやユース育成ではこの実践的トレーニングを通してサッカーに関して賢くなり、理解力を深めることにより世界で活躍のできる選手を育成させています。この育成こそが世界レベルであり、今の日本に足りないものと言えるでしょう。

 

 

 

4.今後の課題

環境面はすぐの改善は難しいでしょう。時間と資金をじっくりとかけて徐々に変えていければと思います。

指導面ではすぐに取り組むべきで、すでに多くのチームが取り組んでいますがこれが結果として現れるのは数年後になりますね。ただこれを浸透させるのも時間を要します。

 

 

いま一番日本が取り組むべきことはユース世代の選手がもっと海外へ進出できるような環境の構築、ビッククラブのアカデミーを日本で開催のこれらが必要になってきます。

まずユース世代の選手がもっと海外へ進出ですが、これは例を挙げると伊藤達哉選手です。伊藤選手は柏レイソルのユース出身でそこからトップチームに上がらずドイツのハンブルガーに移籍し、2年間Bチームで経験を積み今ではトップチームで活躍する選手となっています。

ほかには宇佐美貴史選手などがあげられます。なぜユースからトップチームを経ずに海外からオファーが来るのかというと、ユースチームが海外遠征をし、その大会でスカウトの目にとまるといったパターンが多いからです。

 

柏レイソルは年に数回海外遠征を行っていて、このようなクラブチームが増えていけば日本のユース育成の評価も変わってきますし、若いうちから海外で経験を積むことができるでしょう。

 

また世界的ビッククラブのアカデミーを日本で開催することも大事になっていて、小学生からプロと同じトレーニングや考え方を学べる環境は特別で、参加したくてもできない人もいるくらい人気があります。このアカデミーをもっとたくさん開催することにより、子供のサッカーへの興味や関心が向き、より積極的に取り組みたくなるでしょう。

 

 

以上で最後になりますがこれで世界との差がなんとなくわかったかと思われます。この点を踏まえてユースや高校サッカーを見てみると面白いですよ。